プジョー 505 GL, GLD, GR, Family, Family Diesel (1984年、イギリス仕様)
プジョー・505の1984年のカタログ(1985モデル)。504の後継としてデビューしたのが505である。
メカニズム的には基本的に先代を踏襲し、デザインも同様にピニンファリーナによるものである。
そのデザインは丸みを帯びた先代から変わり、604にも似ているエッジを効かせた直線基調のものになる。
セダンボディのほかホイールベースを延長した大型のワゴンも用意されるが、クーペやカブリオレはスタディモデルどまりで市販されなかった。
ワゴンにおいては2列シート車をエステート(フランス国内ではブレーク)、3列シート車をファミリー(同ファミリアル)と呼んでいた。
ホイールベースはセダンと比べ160mm延長され、更にリアオーバーハングも延長。全長は4,900mmにもなる。
ボディサイズ的にはベンツTモデルやボルボ245を凌ぎ、ヨーロッパ製ステーションワゴンの中では最大を誇る。
残念ながらこのワゴンボディは日本市場に投入されなかった。
1985モデルではGRDが廃止され代わりにGLDが追加されている。
[October 1984]