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メルセデス・ベンツ W126 260SE~560SELのカタログ(1985年・ドイツ語版)

メルセデス・ベンツ W126 260SE, 300SE/SEL, 420SE/SEL, 500SE/SEL, 560SEL (1985年、ドイツ語)

W126系ベンツSクラスの1985年のカタログ。
W116の後継モデルとして1979年に登場した2代目SクラスはW126と呼ばれている。
2度にわたる石油危機により省エネの流れは避けられないと判断、まず手始めに行ったのがボディの軽量化である。
バンパーやサイドプロテクトパネルなど樹脂パーツを多用し、従来型と比べ大幅な軽量化を実現し、ボディも空気力学を考慮したスタイルへ変貌した。
サイドプロテクトパネルは1980~90年代のベンツのデザイントレンドとなり、初代および2代目トヨタ・セルシオ(UCF10、UCF20系)などにもそのエッセンスが盛り込まれていた。
主任デザイナーのブルーノ・サッコの名前から「サッコプレート」と呼ばれることも多い。
また、エンジンもダウンサイジングを行い、旧450SE系が380SEに旧450SEL6.9が500SELに置き換わったとカタログにも主張している。
なお、V8エンジン車は新たに4速オートマチックを開発し、前述のボディの進化と相まって燃費性能が飛躍的に向上した。

そして登場から6年が経過し1985年にW126系の大規模なマイナーチェンジが行われた。
外装では前後バンパーやサイドプロテクトパネル(サッコプレート)の意匠変更が主であったが、最も大きなトピックは心臓部にあった。
まず直列6気筒エンジン搭載車はDOHCの280SEからW124系に先行搭載されたSOHCの260SE300SEに変更された。
そしてV型8気筒エンジン搭載車は380SEが4.2リッターの420SEとなり、最上級モデルとして新たに560SELが追加された。
日本仕様車(いずれも触媒付きの300SE、420SEL、560SEL)が1985年末より導入されている。

[MKP 6701・0601・00-00/0885 Printed in Federal Republic of Germany]

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