BMW E30 325, 325e, 325es （1986年、北アメリカ）
E30系3シリーズの1986年の北米版カタログ（1987モデル）。
3シリーズ初の全面変更を受けて1982年に発表されたのが「E30系」である。
先にデビューした2代目5シリーズ（E28系）と基本コンセプトは共通で、先代モデルよりも軽量化させることに主眼が置かれたためにボディサイズは据え置かれた。
ただし、5シリーズと比べるとこの3シリーズでは新旧の区別がはっきりとしており、一目で新型とわかる意匠である。
アメリカ仕様車は1983モデルよりE30型が導入され、グレードについては318i（5MT/3AT、いずれも2ドア）のモノグレード体制であった。
現地の保安基準によって5マイルバンパー、サイドマーカーランプ、GE製シールドビームヘッドライトなどがEC仕様車から改められている。
翌1984モデルより4ドア車及び6気筒2.7リッターの325e（5MT/4AT）が追加された。
325eは、528eのエンジンを3シリーズのボディに搭載したもので、いわゆる低回転型のETAエンジンである。
なお、同時期に同じ仕様が日本にも導入されていたが、こちらは325iを名乗っていた。
1986モデルでは318iがラインナップから落ち、325eのモノグレード体制となった。
1987モデルではベーシックな325、レザー内装などを備えた豪華な325e、エアロパーツやスポーツサスペンションを備えた325esの3グレード編成となった。
また、全車にハイマウントストップランプが装備されている。
[6 11 03 12 25 2/86 VM Printed in West Germany 1986]
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